杉浦日向子の食・道・楽
杉浦 日向子,新潮社
 
プライス:¥ 1,260    単行本
発売日:2006-07-22
新潮社
4104259055
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「酒道楽」
「食道楽」の本というのはいろいろありますが、この本は同じ言い方をすれば「酒道楽」と言えるかも知れません。

その「酒」に対する著者の考え方が最も良く表れているのが、「酔わないなら、呑まないほうがいい。もったいない。呑んで酔わないなんて、酒に失礼だ。酒の神様の罰が当たる。」という箇所でしょう。まさに、愛飲家の一言です。
私も、若い頃は良く飲みましたが、最近は、弱くなったこともあるし、身体のことを気にして、あえて酒量を落としています。飲む機会も減らしましたし、飲んでもほろ酔いどまりです。酒の神様の罰が当たる部類です。

それにしても、この本は楽しいです。「酒」を中心としてつまみの話や、酒器の話、そして身体の話です。酒器については、カラー写真が載っていて、見ていて一杯飲みたくなります。
この本は、著者の最後のエッセー集だと思いますが、著者の晩年の人生観が良く表れています。江戸の話がほとんどないのは残念ですが、楽しい一冊でした。
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